この記事では同じプロンプトでも生成結果が変わる理由を解説します。仕組みを知って日頃の創作活動に役立ててください。
AI画像生成にはランダム性がある
画像生成では、同じプロンプトを入力しても、特別な設定をしない限り同じ画像が作られることはありません。これは、画像を生成する過程にランダムな要素が含まれているためです。
多くの画像生成AIは最初にランダムなノイズを作り、そこからプロンプトに合う形や色を少しずつ整えて画像を完成させます。生成を始めるたびにノイズの状態が変わるので、人物の表情やポーズ、服装の細部も変化します。そのため、同じプロンプトで似た雰囲気の画像は作れても、細部まで同じ結果になるとは限らないのです。
モデルや生成設定によって結果が変わる
同じプロンプトでも使用するモデルや設定が違うと完成する画像も変わります。これはモデルごとに学習したデータが異なるためです。
たとえば、アニメの表現を得意とするモデルと実写の表現を得意とするモデルでは、同じ「青い髪の女性」というプロンプトでも、顔立ちや髪の質感、全体の雰囲気が大きく変わります。
プロンプトには複数の解釈が生まれる
プロンプトは画像の完成形を正確に指定する設計図ではなく、AIにイメージを伝えるための指示です。
「かわいい女性」と入力しても顔立ちや年齢、服装などの具体的な内容が決まっておらず抽象的です。プロンプトに書かれていない内容はAIが自動で補うため、その判断によって生成結果が変わります。
生成結果を安定させる方法
生成結果を安定させるには、シード値と呼ばれる値を引き継いで生成するのが効果的です。シード値とは、最初に生成されるノイズの番号のことであり、この数値を引き継ぐとほぼ同じ画像が生成できます。
ただし、元のモデルや設定を変えると生成結果が変わってしまうため、ほかの設定も同じである必要があります。
まとめ
生成結果がランダムになるのは、最初に生成されるノイズがランダムであるためでした。逆に、そのノイズを固定するシード値を引き継げば同じ画像を生成できます。
とくにこだわりがなければランダムで出してもらったほうが便利であるため、シード値は漫画のような連続したコマ作品で使うのがおすすめです。
